平成19年9月16日付
立正安国論正義顕揚750年
特別御供養に参加しよう

 本年十二月に立正安国論正義顕揚750年特別御供養の第二回目の受付が行われます。御供養は私たちの信心において、とても大切な修行です。
 そこで今回は、御供養についてお話をします。

 
 御供養とは
 私たちの幸せの根源である本門戒壇の大御本尊様にお供えをさせていただく尊い修行が御供養です。
 皆さんが一生懸命に勤行と唱題に励むことや、お友達に日蓮大聖人様の仏法を教えて折伏することは立派な御供養です。また、仏様に衣食住をお供えすることも御供養です。
 正しい日蓮大聖人様の仏法は、すべての人々を幸福にする尊い教えです。この大切な教えを、未来永遠にわたり、お護りするために、御供養がとても大事なのです。


 御供養の姿勢について
 皆さんは、阿育大王のお話を知っていますか。
 昔、徳勝童子という子供が弟と二人で砂遊びをしていました。そこに王舎城を訪れた釈尊が通りかかりました。その釈尊の尊い姿を見た徳勝童子は何か御供養させていただこうと考え、砂でお餅を作り真心の御供養をしました。
 すると、釈尊が亡くなられて百年後、徳勝童子は阿育大王として生まれ変わり、さらに、仏法を信じて国を治め、八万四千の宝塔を建立して仏様を供養するという功徳を戴いたのです。
 このお話は、純粋な気持ちで御供養をすることが大切であるということ、さらに御供養によって戴く功徳は大きいことが説かれています。
 御供養は、「御本尊様ありがとうございます」という気持ちで真心をこめてさせていただきましょう。
 さらに、大聖人様は、
「御供養は御本尊様の御恩に報いることになります。なまけることなく御供養にはげみなさい」(御書一四五七ページ趣意)
と仰せです。
 御供養も勤行や唱題と同じく、毎日の心がけが大切です。中には自分のお小遣いからコツコツと貯めて月に一回、御報恩御講の日に必ず御供養をしている立派なお友達もいます。御供養は、継続して行うようにしましょう。


 特別御供養について
 平成21年は「記念大法要」をはじめ「記念七万五千名大結集総会」、「記念総登山」が行われます。また、来年は全国四カ所において「決起大会」も開催されます。
 さらに、これらの法要や大会を成功させるため、全国的に折伏の推進活動が行われています。そして、総本山においては「御影堂大改修工事」と「塔中坊の建て替え工事」が順調に進んでいます。
 このような立正安国論正義顕揚750年の御報恩のための記念事業を成し遂げるために、特別御供養が行われます。
 また、御法主日如上人猊下より、
「立正安国論正義顕揚750年の特別御供養につきまして、(中略)御供養者全員の名簿を総本山御影堂の須弥壇の下に埋納したいと思います」(大白法 七一九号)
とお言葉を戴いています。
 これは、真心からの御供養に参加した皆さんの名前を永遠に記して、御供養の精神を未来に伝えていくために行われます。

 
 御命題達成のために
 平成21年に向けての記念事業は、御法主上人猊下から戴いた御命題であり、何があっても達成しなくてはなりません。
 なぜなら、この御命題は大聖人様が仰せられた「広宣流布」への第一歩だからです。一歩一歩を確実に進んでいくために、できる限りの努力をしていくことが大切です。 
 さあ、皆さん御命題が無事に達成されるよう折伏はもとより、今から準備をしっかりとして御供養に参加いたしましょう。