平成19年3月16日付
全世界の人々の幸せを願って

今回は、信心の目的についてお話をしたいと思います。

南無妙法蓮華経は幸せの根源
 皆さんは、どのような目的を持って、信心をしていますか?
「幸せになりたい」「立派な大人になりたい」「自分の夢を叶えたい」など、それぞれがいろいろな願いを持っていると思います。どれも立派な信心の目的です。
 日蓮大聖人様は、このような皆さんの願いを叶えて幸せに生活できるように「南無妙法蓮華経」という正しい教えを説かれたのです。ですから、御本尊様に手を合わせ、毎日の勤行・唱題において南無妙法蓮華経と唱えることが大切です。
 ぜひ、目的が叶えられるようにがんばりましょう。


信心は家族そろって
 皆さんは、家族そろって信心に励んでいますか?
 皆さんも自分一人だけが幸せであることよりも家族全員が幸せであるほうがうれしいですよね。自分の笑顔の向こうに家族の笑顔…素敵な家族ですね。そのような素敵な家族をめざして、信心をしていきましょう。
 そのためには、家族の皆がしっかりと朝夕の勤行をし、皆で寺院に参詣するなど、家族全員が一致団結・異体同心して信心に取り組むことが大切です。
 そうすれば、御本尊様から戴いた功徳によって家族全員が守られ、幸せな毎日を送ることができるのです。


広宣流布をめざして折伏をしよう
 大聖人様は、
「広宣流布をめざして多くの人々に南無妙法蓮華経を教え弘めていきなさい」
と仰せです。
 実は大聖人様は南無妙法蓮華経を説かれた目的は「広宣流布」をすることにあるのです。自分一人の幸せを願うのではなく、全世界の人々を幸せに導くのが大聖人様の仏法なのです。ですから、私たちの信心の本当の目的は、広宣流布をめざすことにあるのです。
 よって、私たちは広宣流布を実現するための信心活動をしていかなければなりません。その活動とは、日蓮正宗の信心をしていない人たちに対して、私たちが大聖人様の正しい仏法を教えていくことです。つまり、折伏をすることなのです。
 皆さんは、信心をしていない家族や親戚、お友達に信心の話をしていますか?
 ぜひ、その人たちの幸せを願って日蓮正宗の信心をするよう話し、一人でも多くの方が入信できるよう折伏に励みましょうね。
 そして、二年後に迫った平成二十一年の大佳節には、その人たちと一緒に総本山に御登山しましょう。