平成18年7月16日付
 夏休みの過ごし方
 皆さん、こんにちは。いよいよ、待ちに待った夏休みですね。そこで、今回は「夏休みの過ごし方」についてお話しをしたいと思います。
 
 計画を立て、規則正しい生活を
 夏休みは、自由な時間が多くなり、無計画に過ごしがちです。暑さもあってダラダラとしてしまうこともあるでしょう。
 しかし、長い夏休みこそ、何か目標を定めましょう。その目標を達成するために計画を立てて規則正しい生活することが大切です。もちろん、学校から出されている宿題、自由研究や絵日記などは必ず最後までやりとげましょう。
 私たち日蓮正宗の法華講員は、信心を中心とした生活を心がけることが大切です。休みであっても「仏様と共に毎日の生活を送ること」に変わりはありません。早寝早起きをして、勤行はいつもどおりに時間を定めて毎日行います。
 また、この機会に、いっぱいお題目を唱えることに挑戦してみましょう。毎日唱題を行う時間を定めてがんばるのです。御隠尊日顕上人猊下は、
「唱題は、健康にとてもよい。病気は、心と体の不調和から表れる。唱題は心と体が調和される最も優れた方法である(趣意)」(大白法六七六号)
と仰せです。夏休み中、病気や怪我などをすると、つまらない休みになってしまいます。御題目をしっかりと唱えて、健康な毎日を送りましょう。


夏休み中に注意すべきこと
 また、夏休み中は、地域にもよりますが様々な「祭り」が行われます。出店や花火などを想像して「それが目的で遊ぶのだから信仰とは関係がない」と考える人もいるかも知れません。しかし、邪宗教の神社・仏閣で行われる祭りは、そこに祀られている神仏を讃歎するために行われています。ですから、その気持ちがなくとも、祭りに参加をするということは、その誤った神仏を拝むことにつながるのです。
 私たちが信心をしていく上で、一番気をつけなければならないことは、邪宗教に与同する謗法です。日蓮大聖人様は『立正安国論』に、
「世間の人は正しい宗教を信仰していないので、神社には善い神はいない。逆に悪い鬼ばかりがいる。それが原因で、災いが起こるのである(趣意)」(御書二三四頁)
と仰せです。私たちは悪い鬼を拝んでは幸せにはなれません。ですから邪宗教に関係する祭りには行かないようにしましょう。




家族みんなでお寺へ総本山へ参詣しよう
 皆さんが所属しているお寺では、第一日曜日の「広布唱題会」や、第二日曜日の「御報恩御講」をはじめ、座談会、勉強会、そして皆さんが対象となる少年部会や青年部会などが行われます。どの行事も大切な目的のもとに行われています。積極的に参加をして、より信心を深めていきましょう。
「御報恩御講」は、大聖人様に報恩感謝を申し上げる法要です。私たちは日頃、様々な恩を受けて生活をしています。中でも、正法を説かれ幸福な生活に導いてくださる大聖人様の御恩徳は、最も大きいのです。その御恩に報いていくことは大切なことです。御報恩御講では、御書を中心とした御僧侶の法話が行われます。皆さんにとっては、少し難しいかもしれませんが、お話を聞くことも大切な仏道修行です。ですから、家族みんなでお寺に参詣しましょう。
 また、今月十五日(地域によっては八月十五日)には「盂蘭盆会」が執り行われます。これは、お寺に参詣してご先祖の御塔婆を建て、御僧侶の御導師によって正しい追善供養をしていただく大切な法要です。ですから、家族みんなでお寺に参詣し、御塔婆を建てて御回向をしていただきましょう。
 さらに、今月末には、「少年部大会」、「全国鼓笛隊コンクール」が総本山大石寺の広布坊において行われます。「少年部大会」には全国から小学生のお友達が集まります。みんな体調を整えて元気に参加しましょう。そしてお友達の体験発表や、御法主上人猊下のお言葉をしっかり聞きましょう。
 夏はいろいろな行事があります。計画的に過ごさないと、あっという間に終わってしまいます。しっかりと計画を立てて、信心を根本に、楽しく有意義に過ごしましょう。