平成18年2月1日付
自分の夢や目標を実現させよう

何事にも目標を持とう

 皆さんの将来の夢や目標は何ですか?
男の子だったら「野球選手」や「サッカー選手」、女の子だったら「食べ物屋さん」や「幼稚園の先生」になりたいという声が聞こえてきそうですね。
 皆さんもお正月を迎えて、それぞれ今年一年の目標を立てたことと思います。人は、目標に向かって一生懸命に努力することによって成長し、また大きな夢も実現することができるのです。ですから、何事も成し遂げるためには、目標を持つことが大事なのです。

思っているだけでは実現しない
 では、どのようにすれば夢や目標を実現できるのでしょうか。
 例えば、宇宙飛行士になりたいと思っている人が、何の努力もせずに、テレビで宇宙飛行士を見て「自分もいつかは」と思っているだけではなれません。宇宙飛行士になるためには、専門的な知識や何事にも対応できる力が必要ですし、心身共に健康であることも条件なのです。
 ですから、夢や目標というものは、それをただ思い描いているだけでは、けっして実現することはできないのです。


実現の鍵は一歩と継続
 実現のためには、まず一歩をふみ出しましょう。その一歩から次の一歩へと、また確実に進めていくことが大事なのです。
 例えば、貯金箱に貯金をするとしましょう。貯金箱は何も入っていなかったら、ただの空箱です。けれども、その空箱に一円玉を一つ入れることで貯金箱となります。これが貯金の第一歩。そして、次の一円を貯金箱に。ここで注意しなければならないことは、ちょっと貯まったからといって休まないことです。コツコツと毎日入れていくと、一年で三百六十五円になります。
 日蓮大聖人様は、
「塵も積もれば山となる。小さなことでも一歩一歩、確実に進めていくことで大きな結果が出せる(趣意)」(御書1216頁)
とおっしゃっています。「継続は力なり」ですね。つまり、夢や目標を実現するためには、ただ結果を夢見るだけではなく、日々努力をしていくことが大切なのです。


信心を根本にがんばろう
目標を達成するためにもっとも大事なことは、お題目をしっかりと唱えていくことです。信心をしっかりすることによって御本尊様から尊い智慧をいただき、目標に向かって正しく歩んでいくことができるのです。大聖人様は、
「しっかり信心しょうと決意して、なまけることなく、毎日、南無妙法蓮華経と唱えることで自分自身が磨かれ、立派に成長することができる(趣意)」(同46頁)
とおっしゃっています。ですから、朝夕の勤行、寺院参詣、御供養などをがんばりましょう。そうすることによって必ずや御本尊様から功徳をいただいて、自分の夢や目標を実現することができるのです。
 さあ、皆さんも自分の夢や目標に向かってスタートしましょう。