平成17年9月1日付
なぜ、信心が大切なの?
 皆さん、こんにちは。夏休みを楽しく過ごせましたか?
 今回は「なぜ、信心が大切なの?」とのお友達の質問に答えようと思います。
信心とは
 信心とは、日蓮大聖人様の仏法、すなわち御本尊様を信じて、「南無妙法蓮華経」と唱えることをいいます。
 この信心の目的は、私たちが避けて通ることのできない苦しみや悩みなどを乗り越えて幸せになることです。そして、苦悩から幸福へと転換させることのできる正しい道筋が、大聖人様の説かれた「南無妙法蓮華経」に示されているのです。
 ですから、信心をしっかりとして、功徳を積んでいくことが大切です。

信心の功徳
 それでは、信心をすることによって具体的にどのような功徳をいただくことができるのでしょうか?
 実は、功徳について多くのお経文や大聖人様のお書き物に示されています。そのなかから主なものを挙げてみましょう。
@仏様を心から尊敬することができる。
A自分自身の行動と発言が正しくなる。
Bよい友達に恵まれる。
C堪え忍ぶ心が持てるようになる。
D進んでよいことができるようになる。
E勉強ができるようになる。
F難しい問題(悩みや苦しみ)を自分で正しく解決することができる。
G病気などに打ち勝つことができる。
H諸天善神に守られる。
I多くの功徳を積んで幸せになれる。
以上、十項目を挙げてみました。これらは信心をすることによって御本尊様より誰もがいただくことができる功徳です。
 少年部大会で発表した四人のお友達のお話は、この功徳を体験できた内容でした(大白法 八月十六日号掲載)。もう一度読んで確かめてみましょう。そして、みんなも挑戦してみましょう。
 いかがですか?信心を一生懸命にやっていこうという気持ちになりますよね。信心を根本に日々の生活を送ることによって、すばらしい人生を歩むことができます。さらに、この大聖人様の仏法を多くの人々が信じることができたら、安心して生活ができる社会が築かれていくのです。

 朝は早く起きて いっぱいお題目を唱えよう
 この信心で幸せになれるとはいえ、困ったときだけ御本尊様に祈るということではよくありません。勉強やスポーツと同様に、たゆまぬ努力が必要です。つまり毎日の朝夕の勤行・唱題をはじめ、毎月の御講の参詣などを欠かさず行うことが大切なのです。
 大聖人様は、
「南無妙法蓮華経と唱えることが真の遊楽である(趣意)」(御書 九九一頁)
とも仰せになられています。これは、信心により、つらい毎日も本来の楽しい生活になるということです。
 皆さん、楽しい充実した毎日を送れるよう朝は早く起きていっぱいお題目を唱えていきましょう。