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法華講新年初登山 各講中代表御目通りの砌 |
皆さん、新年おめでとうございます。 皆様方には、昨年の暴れから色々な機会に申し上げておりますが、本年「折伏貫徹の年」は、文字通り折伏をやり通す年であります。 このことは、既に皆様方には御承知いただいていると思いますけれども、平成二十七年の法華講員五〇%増という考え方の視点が、どこにあるのかということが漠然としていたと思うのです。しかし、宗門としては当初より「第二祖日興上人御生誕・三月八日」を目標にして、この日興上人の御生誕の佳節までに、法華講員の五〇%増を達成するということであったのであります。この辺のところが、なかには 「平成二十七年の年末までに誓願を達成すればよい」と、このように考えていた方がいたのではないかと思います。 そこで、改めて「三月八日」であることを強調しているのであります。まず、この辺のことを各講頭さんをはじめ幹部の方々がしっかりと認識をしていただいて、それを御自分の支部にお帰りになりましたら、講員の方々にお伝えいただきたいと思います。 指導教師の方々にも、そういったことは既に伝えてありますけれども、さらに周知徹底する意味で、是非、そのことをお伝えいただきたいと思います。 それから、今朝の唱題行の時にもお話をいたしましたが、これから我々が本格的に折伏を展開していきますと、様々なことが起きると思います。これは世の常であります。「好事、魔多し」と言います。逆に言えば、魔も起きないような戦いをしていたのでは、これは本当の戦いではないということなのです。魔が来ることは、過去世から累々と積み上げてきたところの罪障を消滅する絶好のチャンスなのです。ですから、 「難来たるを以て安楽と意得べきなり」 (御書一七六三n) と大聖人が御指南なのです。 それを恐れては、我々は何もできないのです。 そこに、今年は文字通り、折伏を貫徹していく大きな意義が存しているのでありまして、ただ数だけを追い求めるということではなくして、内実をしっかりと組み立てた、すばらしい、力のある法華講を構築していくということだと思います。 そしてまた、もう一つは、折伏をするに当たっては、しっかりと唱題をしていくことが大事だということであります。 これは昨日、元旦の広布唱題会の時にも申し上げましたけれども、大聖人様は『法華初心成仏抄』に、 「私達が唱える南無妙法蓮華経、この一声のなかに、一切の仏・一切の法・一切の菩薩・一切の声聞等、まさに十界のことごとくの仏性がそこに具わっている」 (同一三二〇n取意) と仰せであります。すなわち、南無妙法蓮華経と唱えることは、一切衆生、それこそすべての生き物の仏性をことごとく喚び顕す功徳があるのです。 ですから、折伏に当たって、お題目をしっかりと唱えていけば、私達は必ず勝てるのです。逆に、唱題をしないと、どうしても魔に負けてしまいます。 この魔を克服するには、まさに南無妙法蓮華経の「一声のなかに、絶対に崩すことのできない功徳があることを確信して、お題目をしっかりと唱えて折伏に打って出るということが、極めて大切ではないかと思います。 どうぞ、その意味におきまして、本年度は皆様方が本当に中心になって「折伏貫徹の年」にふさわしい活躍をしていただきたいと思います。 もって、平成二十七年には全支部が晴れて五〇%増の誓願を達成し、みんなで大御本尊様に、そして第二祖日興上人様に胸を張って御報告したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、皆様方の御健闘を心からお祈りいたしまして、本日の私の言葉といたします。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 |