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御法主上人猊下お言葉 |
法華講新年初登山 代表信徒御目通りの砌 (令和7年1月2日 於総本山対面所) 令和七年「活動充実の年」、新年明けましておめでとうございます。 本日は、法華講連合会委員長・関野洋夫氏をはじめ連合会役員各位には、立宗七百七十三年「活動充実の年」の新春に当たり信心強盛に御登山され、決意も新たにいよいよの精進をお誓いのことと思います。 さて、本年「活動充実の年」は、仏祖三宝尊への御報恩のもと、僧俗一致・異体同心の団結をもって活動の充実発展を図り、もって一天広布達成へ向けて大きく前進すべきまことに大事な年であります。 しこうして、そのためには本年度の 年間実践テーマ、すなわち、 一、勤行・唱題で果敢に折伏 二、登山推進と寺院参詣で講中の活性化 三、活発な座談会で人材育成 この三項目を全国の講中が足並みをそろえて、一支部も漏れることなく、確実に実行していくことが肝要であります。 特に今、依然として日本をはじめ世界の各所で様々な障害と混乱を招いている新型コロナウイルス感染症や、いつ世界的な戦争に発展しかねないウクライナの問題など、緊迫した状況によって、世界中が騒然とした様相を呈しておりますが、かくなる時こそ、私どもは『立正安国論』の御聖意を拝し、不幸と混乱と破壊の原因は、実はすべて邪義邪宗の謗法の害毒にあることをしっかりと見極め、今こそ講中一結・異体同心して勇猛果敢に折伏を行じ、もって一天四海・皆帰妙法・広宣流布を目指して挺身をしていくことが、いかに大事であるかを知らなければなりません。 大聖人は『如説修行抄』に、 「正像二千年は小乗・権大乗の流布の時なり。末法の始めの五百歳には純円一実の法華経のみ広宣流布の時なり。此の時は闘諍堅固・白法隠没の時と定めて権実雑乱の砌なり。敵有る時は刀杖弓箭を持つべし、敵無き時は弓箭兵杖なにかせん。今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎらはしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり」(御書 672n) と仰せであります。 まさに今日の如き、悪世末法の姿そのままに謗法が充満し、ために世情騒然として各所で様々な異常現象が起きている時は、「まぎらはしくは、実教より之を責むべし」との御金言のままに、講中一結・異体同心して、敢然として不幸と混乱と破壊の原因となる邪義邪宗の謗法を対治し、果敢に破邪顕正の折伏を行じていくことがいかに大事であるかを、一人ひとりがしっかりと見極めて、各講中共に異体同心・一致団結して果敢に大折伏戦を展開し、もって一天広布へ向けて逞しく前進していくことが肝要であります。そしてそこにまた、一人ひとりの幸せが存しているのであります。 されば私ども一同、本年「活動充実の年」に当たり、まずは自らが断固たる決意と果敢なる行動をもって、一人でも多くの人達に対して、一切衆生救済の秘法たる妙法を下種し折伏していくことが今最も肝要であることを自覚され、いよいよ支部一丸となって妙法広布へ向けて、逞しく前進されますよう心からお祈りするとともに、皆様のますますの御活躍と御健勝を心からお祈りいたしまして、本日の挨拶といたします。 |