御法主日如上人御指南 
御法主上人猊下お言葉
代表信徒御目通りの砌 令和四年一月二日 於 総本山大書院

 新年、あけましておめでとうございます。
 既に皆様方には御承知のことと思いますが、今、日本をはじめ世界各国で新型コロナウイルス感染症が蔓延しております。そうしたなかであっても、私達は折伏の戦いをしていくわけであります。
 今回のコロナ感染症の様々な状況を見ますと、日本のみならず世界中でたいへん大きな被害が出ていますが、そのなかで実は私達の折伏の上にもその影響が出ておりまして、昨年の折伏成果を見ますと、コロナ禍によって従来よりも少し落ちている状況であります。
 されば今こそ、大聖人様の「正を立てて国を安んずる」という『立正安国論』の御精神を私達はもう一度、しっかりと心肝に染めていくことが大事であると思います。まさに、あの混乱を極めた時代に大聖人様が何を御指南あそばされたのかということを私達は心に刻んで、一人ひとりが立正安国の精神で折伏に立ち上がっていかなければならないと思います。
 皆様方におかれては重々御承知のことと思いますが、このことをお帰りになりましたら、地方部の皆さんにもお伝えして、一心同体、みんなで破邪顕正の折伏に精進せられますよう、お話ししていただきたいと思います。
 大聖人様の教えを持ってしか、真の世界平和も、人々の幸せも生ずることはありません。この原理・原則をもう一度、私達一人ひとりが胸に刻んで、本年度の折伏戦を展開していただきたいと思います。
 皆様方の御健闘を心からお祈りいたしまして、新年の挨拶といたします。
 本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。